『支配介入』の労働関連ニュース

2025.06.16 【労働新聞 ニュース】
不当労働行為を認定 ビラ受取後の事情聴取で 群馬県労委 NEW

 群馬県労働委員会(新井博会長)は、合同労組によるビラ配布直後に、運送会社がビラを受け取った従業員に事情聴取を行った事案について、不当労働行為と認定した。聴取は反組合的な意図に基づいていたとして、支配介入に該当すると判断し、ポストノーティスなどを命令している。  組合と同社は、令和4年12月に雇用契約期間などの問題で団体交渉を開催していた……[続きを読む]

2025.05.28 【労働新聞 ニュース】
新規申立ては62件 環境改善で減少傾向に 都労委・6年不当労働行為審査

 東京都労働委員会(團藤丈士会長)は、令和6年における不当労働行為審査事件の取扱い状況をまとめた。6年に取り扱った事件は393件で、新たに申し立てられた新規係属事件は62件だった。新規係属件数は平成27~令和3年は95~117件で推移していたが、4年は83件、5年は79件と減少傾向を示す。都労委事務局は、「働く環境が改善されてきたことが、……[続きを読む]

2025.04.25 【労働新聞 ニュース】
不誠実団交に該当 「業務委託」のみ論拠で 中労委

 中央労働委員会第一部会(山川隆一部会長)は、非常勤講師の無期転換などを議題とする団体交渉申入れに対する、東京藝術大学の対応が争いとなった事案で、同大学の対応は不誠実団交に当たると判断した。非常勤講師が業務委託契約であることのみを論拠として、同大学は労働者性を否定する理由を説明していないと指摘。誠実団交と文書交付を命じている。  同大学の……[続きを読む]

2023.08.10 【労働新聞 ニュース】
転勤拒否による解雇無効 定期的な通院へ支障 東京高裁

命令の合理性見出だせず  中小企業向けの特定保険業を営む一般財団法人あんしん財団(東京都新宿区、山岡徹朗理事長)で働く労働者2人が解雇を不服とした裁判で、東京高等裁判所(三角比呂裁判長)は転勤拒否を理由とする解雇を無効などとした一審判決を維持した。労働者はメンタルヘルス不調で定期的な通院が必要な状態にあり、転居を伴う転勤は通常甘受すべき程……[続きを読む]

2023.03.02 【労働新聞 ニュース】
雇用継続不検討 労組への不法行為に 弱体化が狙いと判断 東京地裁

賠償請求は時効で退ける  産業別単一労働組合の職員で組織する労働組合が、組合代表者の65歳以降の継続雇用拒否は違法と訴えた裁判で、東京地方裁判所(髙瀬保守裁判官)は、雇用継続の検討をしなかった使用者である産別労組の対応は不法行為に当たると判断した。職員の確保・拡充が組織の課題となっている点を踏まえると、65歳以降も引き続き勤務を希望してい……[続きを読む]

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