生産性損失は年7.6兆円 メンタル不調の影響を試算 横浜市立大・産医大

2025.08.08 【安全スタッフ ニュース】
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 横浜市立大学大学院国際マネジメント研究科と産業医科大学産業生態科学研究所は、「気分が沈む」「眠れない」などのメンタルヘルス不調による生産性損失額は国内で年7兆6000億円に上るとする研究結果をまとめた。

 全国の労働者約2万7500人を対象に実施した調査データから試算したもので、出勤しているものの心身の不調により通常のパフォーマンスが発揮できない「プレゼンティーズム」による損失額は年約7兆3000億円になるとしている。病気やメンタル不調により仕事を欠勤する「アブセンティーズム」による損失額は約3000億円とした。損失額の合計は、65歳未満の精神疾患にかかる医療費約1.1兆円の7倍に相当する。

 精神的な不調を自覚しながらも医療機関を受診していない状態は、出勤ができているため可視化されづらい「隠れた損失」であり、職場対策などで十分に考慮されていないと指摘。メンタルヘルス不調を原因とする症状の報告は特に20~30歳代の女性で割合が高く、今後の対策の必要性が示唆されたとしている。

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