死亡災害撲滅へ取組強化を 基本的対策の欠如目立つ 山梨労働局
2025.05.23
【安全スタッフ ニュース】
山梨労働局(岩﨑充局長)は5月7日、職場での労働災害防止対策強化を図るよう労働災害防止団体などへ要請した。管内での死亡災害増加を受けたもので、今年4月末までに4人の死亡災害が発生し、昨年同時期の1人から大幅に増えている。災害の発生状況を見ると、「車の逸走防止措置が不十分」「機械の整備中に起動装置に鍵をかけていなかった」「つり荷の下に入った」など、基本的な安全対策ができていなかった点が共通しているという。要請では、効果的な安全衛生教育の実施と作業計画の策定、リスクアセスメントによる危険の洗い出しなどについて事業場への周知啓発を依頼。「あってはならない死亡災害が多発しており、きわめて憂慮すべき事態」として取組みの強化を求めている。
メルマガ新着ニュース 掲載