「理念」引き継ぎ人材を大切に オンラインで事業承継講演会を開催 東京中小同友会女性部

2021.06.05 【Web限定ニュース】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

 一般社団法人東京中小企業家同友会女性部(寺島槙律奈部長)は、2021年度の総会とともに、事業継承記念講演をオンラインで開催した。

 講師として、保育・子育て支援事業を展開している㈱コマーム(埼玉県川口市、627人)の小松君恵取締役会長と小松秀人代表取締役社長が登壇。事業継承についてパネルディスカッションを行った。

 小松君恵会長は、「起業したきっかけには、女性が社会参加できる会社を作りたい考えがあった」と話している。一方、小松秀人社長が事業承継をする際には「経済なき理念は寝言」を掲げ、部門ごとの収支見直しや赤字部門の撤退などを提案した。事業の拡大や数字評価に対して、社内からの反発もあったという。

 小松秀人社長からの「今の状況は、経営じゃなく運営になっている」との指摘に、小松君恵会長は「思い当たる節もある」と考えた。お互いに納得するまで徹底的に話し合い、現在の経営を形作っている。「やり方はもめるけど、あり方は合致した」と話す。

 小松秀人社長は、小松君恵会長の理念を引き継ぎ、「人は財産」としてスタッフ一人ひとりが活躍できる場をめざした。多様性を受入れ、女性活躍やインターンシップ、障害者活躍などに力を入れている。従業員の幸せを追求するワークライフハピネスのため、残業時間削減や年休取得率の向上も推進した。

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。