スプレー式洗浄剤の爆発災害に注意 火気作業中は使用禁止を 新潟労働局

2021.04.23 【安全スタッフ ニュース】
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 新潟労働局は、スプレー式洗浄剤の誤った使用による爆発火災の防止について、建設業労働災害防止協会新潟県支部などの関係団体に周知を要請した。スプレー式洗浄剤にはプロパンガスなどの可燃性ガスのほか、引火性の化学物質が充填されている製品もあり、爆発・火災事故が起こるケースがしばしばみられる。容器のラベルに記載された注意書きと安全データシート(SDS)を確認しリスクアセスメントを実施したうえで安全な作業手順を決定する、火気使用場所でのスプレー式洗浄剤の使用禁止、使用時の十分な換気などを周知事項として挙げた。衣服に付着した成分がライターの火によって着火した例もあり、休憩時の喫煙についても留意を促している。

 管内では、スプレー式洗浄剤を使用中の爆発・火災災害が過去3年に6件発生し、8人が被災している。昨年8月に設備備改修工事で起こった災害では、大量のスプレー式洗浄剤で機械設備を洗浄後にガスバーナーを使ったところ、滞留していた可燃性ガスにバーナーの火が引火して爆発。作業者4人が全身に火傷を負った。同災害については今年3月に新潟労基署が安衛法違反容疑で事業者を書類送検している(関連記事:洗浄剤爆発で送検)。

 スプレー式洗浄剤は車や機械に使われる金属部品の油汚れを落とすなどの目的で使われており、小売店で簡単に購入できる。同労働局では広く注意を呼びかけるとともに、今後、さまざまな機会を捉えて関係事業者を指導していくとしている。

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