- 2020.11.13 【労働新聞】
-
遡及払い98億円に 不払い残業是正指導で 厚労省
厚生労働省は、2019年度における賃金不払い残業の是正結果を取りまとめた。割増賃金が適正に支払われていないとして是正指導を受けた企業のうち、合計100万円以上の割増賃金を遡及払いした企業は1611社で、支払い総額は前年度を約26億円下回る約98億円だった。 全国の労働基準監督署が行った監督指導を受けて、2019年度に割増賃金が遡及払い……[続きを読む]

厚生労働省は、2019年度における賃金不払い残業の是正結果を取りまとめた。割増賃金が適正に支払われていないとして是正指導を受けた企業のうち、合計100万円以上の割増賃金を遡及払いした企業は1611社で、支払い総額は前年度を約26億円下回る約98億円だった。 全国の労働基準監督署が行った監督指導を受けて、2019年度に割増賃金が遡及払い……[続きを読む]
離職率も18%から6%へ 社会福祉法人康和会(千葉県船橋市、宍倉喜久雄理事長、90人=うち非正規職員45人)は、出退勤管理などの事務作業や介護に関する報告書の作成についてデジタル化を進め、労働時間の削減に成功した。1人当たりの1カ月の時間外労働時間は、2015年が8時間だったのに対して19年は2.8時間に減少している。離職率も18.6%……[続きを読む]
残業減=生産性向上を還元 北王流通㈱(東京都北区、黒田英則代表取締役社長)は、ドライバーが主体的に行った配送時間短縮に結び付くルートの見直しや運送時の積載率の高さなどから生産性について評価し、「役付手当」に反映している。等級・役割で決まる固定部分に加算して支給するもので、変動部分は1カ月最大で1万円となる。近年の働き方の見直しで減少した……[続きを読む]
タクシー事業を営むエコシステム㈱(中村秀樹代表取締役社長)が、ドライバーの労働者に過払い賃金の返還を求め、労働者が未払い賃金請求の反訴を行った事件で、東京高等裁判所(白石哲裁判長)は未払い賃金2万1723円の請求を認めた一審判決を維持した。同社は精勤手当に過払いがあると裁判を起こしたが、一審で棄却となった。同社が控訴しなかったため、精勤……[続きを読む]
3割強が定年後も同処遇 全日本トラック協会の「2019年度版トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」調査によると、男性運転者の1カ月平均賃金は、普通32.7万円、大型37.3万円、けん引37.9万円だった。前年と比較して、それぞれ11.2%増、2.0%増、2.7%減となっている。定年後の賃金に関しては、33.7%が「定年到達時と同様」……[続きを読む]