製造業のコロナ対応で事例集 生産ライン再編成も 名古屋商工会

2020.05.22 【安全スタッフ ニュース】
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 名古屋商工会議所は、新型コロナウイルス感染症について会員企業が講じた対策事例をまとめた。在宅勤務などの柔軟な働き方が拡がるなかで、リモートワークが難しい製造業が講じた実践例を全社編、製造現場編、間接部門編に分けて整理している。

 事例は会員である大手・中堅の製造業から集めたもので、作業者への対応例では、マスクを会社で支給して全員にマスク着用を促するほか、共有の台車、工具、PCの使用後は手指の消毒を実施。交代勤務者の申し送りや打合せを口頭ではなくノートで実施、更衣室を使用しないようにするため制服通勤を許可するなどの対応を講じていた。生産現場の環境については、ライン単位で工場内の行動を制限したり、ライン生産をセル生産へと切り替えた生産体制を見直したりした事例や、換気とドアノブからの感染防止のため出入口の扉を常時開放する、可能な範囲で製造ラインを2m間隔に再編成するなどの対応で感染予防を図っている。来訪者対応では来客と工場見学の受入を禁止し、納品等の来訪者は検温を実施して、発熱がある場合は入構不可にするなどの対応も取られていた。

 名古屋商工会議所では、従業員が罹患した場合の初動マニュアルも作成。社内や関係取引先などへの連絡系統と、感染発覚後の封鎖活動や消毒、操業再開までのフローを示している。「複数企業の取組みを編集して記載したもので、各企業の実情に応じて、良いとこ取りをして、活用してほしい」としている。

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