ヒヤリ・ハット運動というものがあります。どうもヒヤッとしたりハッとしたことは他人に言いたくない失敗体験という感覚があって、なかなか報告しないということがあるようです。そこで、ヒヤリ・ハットは失敗例ではなく、事故にならなかった成功例だと考える企業が増えてきました。「危険に対処する能力があったからこそヒヤッとしただけで済んだ、それは成功例だ……[続きを読む]

　「こころの耳 ５分研修シリーズ」は、３～５分程度の短い動画を通じて、セルフケアやラインによるケア、ストレスチェックなどについて、手軽に学べるミニ動画シリーズです。 　産業医や精神科医、保健師、社会保険労務士、公認心理師などの専門家が、分かりやすく解説しています。 　メンタルヘルス不調の家族を支えながら、一緒にいるのがしんどく感じる、家族……[続きを読む]

発注者主導の活動で災害が半減 　前回に続き、労働災害のさらなる減少に向け、過去を学び、今後の現場の安全活動の取組みの方向について考えていきます。 　今回は、公共工事発注者主導の事故防止の取組み事例を紹介するとともに、死傷災害が完全に下げ止まった平成21年以降の話です。 ◎東京都水道局の組織的な取組み 　発注者の例を挙げると、東京都水道局は……[続きを読む]

　ビルの建築工事現場です。屋上部分の配筋作業が終わり、管理者が施工状況をチェックしています。太陽を遮るものがなく、強い照り返しで気温が上がっています。 監修：一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会東京支部[続きを読む]

　本欄は厚生労働省労働基準局安全課が毎月まとめて発表する「労働災害発生状況（速報）」を編集したものです。各表の単位は死傷者数、死亡者数、増減数が「人」、構成比、増減率が「％」。また数値の「－」は減少を示します。なお前年速報値は集計時期同期の数値を使用しています。データベースは次のとおり。 ◆死亡災害発生状況：「死亡災害報告」により作成。「……[続きを読む]