フルハーネス型墜落制止用器具 ファン付きウエアとの併用で安全を実証

2019.07.20 【Web限定ニュース】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

 スリーエムジャパン㈱とミズノ㈱は、墜落制止用器具と電動ファン付きウエアの併用について共同で落下実験を実施し、両社の製品を併用することの安全性を確認した。今年2月の法令改正によって、フルハーネス型墜落制止用器具の普及が進むなか、夏場の熱中症対策として活用されている電動ファン付きウエアとの同時使用を想定して実証を行ったもの。

ずり上がったジャケットが首を絞めてしまう可能性がある

 両社によれば、併用の安全性が確認されていない製品同士の場合、「フルハーネスが身体からずり上がることで、電動ファン付きウエアの衿元が墜落者の首を絞めてしまう」「電動ファン付きウエアの背中側に設けられたDリングとランヤードを通すための穴にショックアブソーバーが引っかかり展開せず、墜落時の衝撃を十分に吸収できない」といった危険が考えられるという(イラスト)。

ミズノとの共同落下実験の様子。落下時にも首元に余裕がある

 共同実験では、センサー内蔵マネキンを使用し、両製品を着用時して墜落した時に身体にかかる負荷を調査。落下時には首元に余裕があり、安全に併用できたとしている(写真)。 

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。