『不当労働行為』の労働関連ニュース

2025.06.05 【労働新聞 ニュース】
発言過激化は労組にも責任 救済命令取消を維持 東京高裁・ジャパンビジネスラボ事件

誠実交渉義務履行と判断  キャリアデザインスクールの運営などを営む㈱ジャパンビジネスラボが中央労働委員会による救済命令を不服として訴えた裁判で、東京高等裁判所(鹿子木康裁判長)は一審の救済命令取消しを維持した。中労委は同社から委任を受け団体交渉に出席した社会保険労務士らの「話を妨害しているのはあなたじゃないですか」などの発言は団交の円滑な……[続きを読む]

2025.05.28 【労働新聞 ニュース】
新規申立ては62件 環境改善で減少傾向に 都労委・6年不当労働行為審査

 東京都労働委員会(團藤丈士会長)は、令和6年における不当労働行為審査事件の取扱い状況をまとめた。6年に取り扱った事件は393件で、新たに申し立てられた新規係属事件は62件だった。新規係属件数は平成27~令和3年は95~117件で推移していたが、4年は83件、5年は79件と減少傾向を示す。都労委事務局は、「働く環境が改善されてきたことが、……[続きを読む]

2025.05.16 【労働新聞 ニュース】
団交拒否は適法に 髙島屋の使用者性を否定 中労委

 ㈱髙島屋のレジ業務の委託先会社で働く労働者の加入する労働組合が、団体交渉拒否が不当労働行為に当たると訴えた事案で、中央労働委員会第一部会(山川隆一部会長)は、同社は使用者に当たらないとして、労組の再審査申立てを棄却した。労組は同社の指示で労働者の雇用契約が終了したと主張したが、中労委は指示の事実は認められないと退けている。  同社は総合……[続きを読む]

2025.03.21 【労働新聞 ニュース】
救済利益 喪失認め申立てが棄却に 初審命令後の団交で 中労委

交渉進展する見込みなし  中央労働委員会第二部会(荒木尚志部会長)は勤務場所が閉鎖された後の労働者の就労条件に関する団体交渉が争点となった事案で、初審の救済命令を取り消し、労働組合の申立てを棄却した。会社の団交拒否を不当労働行為と認めつつ、初審命令後の7回の団交で、労組が自己の立場に固執し、不必要な資料の提示を求め続けるなど、交渉が進展す……[続きを読む]

2024.11.05 【労働新聞 ニュース】
「業績で支給」と認定 賞与半額は差別といえず 兵庫県労委

 兵庫県労働委員会(米田耕士会長)は、社会福祉法人が一時金を他の職員の半分の1カ月分としたことは、組合員に対する差別的取扱いだとして合同労組が不当労働行為救済を申し立てた事案で、不利益取扱いに当たらないと判断し、申立てを棄却した。同法人には支給基準の根拠規程がなく、「個人への評価を排して全職員に一律の一時金を支給しなければならないと考える……[続きを読む]

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