「育てる環境」整備を 「新型うつ」対策で講演 中央労基署安衛大会

2013.12.16 【労働新聞 ニュース】
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 東京・中央労働基準監督署(滝澤成署長)は11月28日、安全衛生推進大会を開催した。メンタルヘルス不調者がめだつ最近の動向を踏まえ、「『新型うつ』と呼ばれる人々を育て鍛える」をテーマに慶應義塾大学医学部精神神経科学教室ストレス研究センターの白波瀬丈一郎専任講師が特別講演(写真)を行った。

 白波瀬教授は、「新型うつ」は若年者に多く、仕事を回避するが余暇は楽しむなど、軽症のうつ病と見分けるのが難しいと指摘。また、従来の日本の企業にあった「人を育てる機能」が低下したことにも原因があるとして、若者の成熟を促す「育てる環境」の整備が重要になるとした。

 会社側は、「この人は新型うつ」とレッテルを貼らず、休養と治癒を指示したうえで、「新型」かどうかを見極めることが必要としている。

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平成25年12月16日第2949号3面 掲載

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