『解雇』の労働関連ニュース

2025.06.12 【労働新聞 ニュース】
退職日前倒しは実質“解雇” 労働者指定の日より 東京地裁 NEW

予告手当支払いを命じる  衣料品の小売などを営む東京都内の企業で働いていた労働者が、解雇予告手当の支払いを請求した裁判で、東京地方裁判所(田原慎士裁判官)は解雇予告手当20万円と同額の付加金の支払いを命じた。労働者は約1カ月半後の日付での退職を申し出ていたが、同社はそれよりも前の日付を退職日と指定していた。同地裁は、同社による退職日指定は……[続きを読む]

2025.01.30 【労働新聞 ニュース】
公益通報者保護 解雇・懲戒に刑事罰を 事業者と決定者へ 消費者庁・検討委報告書

配転は対象から外れる  消費者庁設置の公益通報者保護制度検討会(座長=山本隆司東京大学大学院教授)は公益通報を理由とした労働者の解雇・懲戒に対して、刑事罰を導入すべきとする報告書を公表した。罰則は事業者のほか、意思決定に関与した者を対象とし、法人に対してはより重い量刑を科す。配置転換については、採用時に勤務地や職務内容を定めず、定期的な異……[続きを読む]

2024.12.25 【労働新聞 ニュース】
申告端緒が大幅増 定期賃金不払いで 愛知労働局・監督結果

 愛知労働局(小林洋子局長)は、令和5年に実施した監督指導状況を公表した。労働者からの申立てを契機に事業場に立ち入った「申告処理」の件数が、前年比208件増の1704件と大幅に増えている。経営不振を理由とした定期賃金不払いや、時間外・休日労働の割増賃金不払いなどの「賃金不払い」がめだち、同190件増の1260件に上った。申告処理件数のうち……[続きを読む]

2024.11.13 【労働新聞 今週の視点】
【今週の視点】退職金 差止め規定も一手段 費消防止に有効か

審議中など期間を区切り  元自衛隊員が退職金差止処分により被った損害の賠償を求めた裁判で、東京地裁は処分を適法と認めた(10月21日号2面参照)。懲戒解雇のとき、退職金を不支給とする企業は多い。退職直前に非違行為が発覚した場合、一旦退職金を支払い返還請求することになるが、費消してしまったケースは回収が困難となる。懲戒事案の審議中など期間を……[続きを読む]

2024.11.05 【労働新聞 ニュース】
「業績で支給」と認定 賞与半額は差別といえず 兵庫県労委

 兵庫県労働委員会(米田耕士会長)は、社会福祉法人が一時金を他の職員の半分の1カ月分としたことは、組合員に対する差別的取扱いだとして合同労組が不当労働行為救済を申し立てた事案で、不利益取扱いに当たらないと判断し、申立てを棄却した。同法人には支給基準の根拠規程がなく、「個人への評価を排して全職員に一律の一時金を支給しなければならないと考える……[続きを読む]

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。