『時間外労働』の労働関連ニュース

2024.04.16 【Web限定ニュース】
事業場外みなしで判決 適用否定の二審破棄・差戻し 最高裁

 最高裁判所第三小法廷(今崎幸彦裁判長)は4月16日、事業場外みなし労働時間制における「労働時間を算定し難いとき」が争点となった裁判で、適用を否定した二審判決を破棄し、審理を福岡高等裁判所に差し戻した。適用を認めない根拠とした業務日報について検討が不十分としている。  裁判は、外国人技能実習の監理団体を運営する協同組合グローブ(広島県福山……[続きを読む]

2024.04.04 【労働新聞 ニュース】
事業場外みなしで弁論 使用者有利な判決か 最高裁

「算定し難い」の解釈巡り  最高裁判所は3月26日、事業場外みなし労働時間制の適用可否が争点の裁判の弁論を開いた。原審の福岡高等裁判所は業務日報によって労働時間を把握できたとして、「労働時間を算定し難いとき」に当たらないと判断し、使用者に残業代支払いを命じていた。最高裁における弁論は原審の判決を変更するために必要な手続き。使用者に有利な判……[続きを読む]

2024.03.28 【労働新聞 ニュース】
過労死等発生企業 再発防止対策を強化 全社的な対応へ指導 厚労省・過労死防止大綱素案

複数発生なら改善計画も  厚生労働省は、今年7月の閣議決定をめざしている新たな過労死等防止対策大綱の素案を作成した。国が取り組む重点対策として、過労死等を発生させた企業に対する再発防止策の強化を盛り込んでいる。過労死等発生事業場に対する監督指導に加え、企業本社における全社的な対策の策定を求める指導を実施するとした。さらに、一定期間内に複数……[続きを読む]

2024.03.25 【労働新聞 ニュース】
繰返しの違反に指導挟まず送検 四日市労基署

 三重・四日市労働基準監督署(宮田仁署長)は、運転者1人を36協定の限度時間を超えて働かせたとして一般貨物自動車運送業の㈲富屋物流(三重県津市)を労働基準法第32条(労働時間)違反の疑いで津地検四日市支部に書類送検した。過去に同様の違反で同社に是正勧告し、改善を確認した経緯があり、その記録を基に実施した定期監督で違反が発覚した。繰返しの違……[続きを読む]

2024.03.18 【労働新聞 ニュース】
不利益取扱い 県内初の送検 真岡労基署

 栃木・真岡労働基準監督署(常盤宗孝署長)は、労基署への申告を理由に、労働者との雇用契約を解除し、不利益な取扱いをしたとして、社会福祉法人萌丘厚生会(栃木県真岡市)と同法人理事長を労働基準法第104条(監督機関に対する申告)違反の疑いで宇津宮地検に書類送検した。  同法第104条での送検は極めて珍しく、栃木労働局管内では初めてとなる。同労……[続きを読む]

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