『裁判』の労働関連ニュース

2025.07.24 【労働新聞 ニュース】
試し出勤命令に合理性 最低賃金へ減額でも 東京高裁 NEW

“管理監督者”判断は覆る  医薬品容器の製造・開発などを営む東京都内の会社で働いていた労働者が、不当に低額な対価での試し出勤命令は違法と訴えた裁判で、東京高等裁判所(谷口豊裁判長)は最低賃金での試し出勤命令に合理性があると判断した。試し出勤時の労働が雇用契約の債務の本旨に従った履行でない以上、労働の内容に応じて対価を減額するのは不当といい……[続きを読む]

2025.07.17 【労働新聞 ニュース】
在籍出向延長が無効に 復帰を閉ざす命令で 東京地裁

“先”で定年迎え不利益大  図書館向けの図書納入事業などを営む東京都内の会社で働く労働者が、在籍出向の延長命令を不服とした裁判で、東京地方裁判所(伊藤渉裁判官)は延長命令を無効とし、出向先での勤務義務はないと判断した。業務上の必要性が乏しいうえ、延長により出向先で定年を迎えることを加味すると、同社への復帰の途を閉ざし、職場から放逐する帰結……[続きを読む]

2025.07.10 【労働新聞 ニュース】
キャバクラ店 キャストを労働者と認める 税金など控除は違法 東京地裁

罰金で許諾の自由へ制限  東京都内のキャバクラ店でキャストとして働いていた女性が税金などの控除は労働基準法違反と訴えた裁判で、東京地方裁判所(小川弘持裁判官)は女性を労働者と認め、運営会社2社に計2050万円の支払いを命じた。運営会社は業務委託契約と主張したが、同地裁は、シフトはキャストの希望で決められ、前日まで変更可能だったが、遅刻や欠……[続きを読む]

2025.07.09 【労働新聞 今週の視点】
【今週の視点】退職従業員 削除プログラムをセット 退職日に自動で起動

実験データなどが消える  裁判所がホームページで公開した判決が話題を集めている。ある会社の退職者が共有サーバー内のファイルを、退職日に削除するプログラムを事前にセットし、後日、実験データなどの消失に気付いた会社が損害賠償請求をした――というものだ。裁判所は会社の請求を一部認め、退職者に570万円の支払いを命じた。どのような判決か詳しくみて……[続きを読む]

2025.06.19 【労働新聞 ニュース】
減給処分 制限超過部分のみ無効に 全体は違法といえず 東京地裁

平均賃金の算定間違いで  東京都内の一般財団法人で働く労働者が減給の懲戒処分を不服として訴えた裁判で、東京地方裁判所(安岡美香子裁判官)は処分のうち、労働基準法が定める減給額の制限の超過部分を無効とする判決を下した。制限を超えた減給がなされたとしても、必ずしも処分全体が違法・無効となるものではないと指摘。制限を超える部分のみが違法・無効に……[続きを読む]

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