『今週の視点』の労働関連ニュース

2025.05.28 【労働新聞 今週の視点】
【今週の視点】使用者に差止め命じる 人格権侵害と評価 NEW

十分な休憩ない勤務で  使用者による休憩時間を付与しない勤務命令は労働者の人格権を違法に侵害するとして、差止めを命じる判決が出た(本紙5月19日号2面参照)。労働者の心身の健康維持を人格権として保護されるべき法益と判示している。休憩以外にも労働者の健康維持を目的とした規制は存在しており、判決の影響が気になるところだ。上級審の判断にも注目し……[続きを読む]

2025.05.21 【労働新聞 今週の視点】
【今週の視点】地方・中小企業 柔軟な働き方の導入を 労政審がメッセージ

深刻な人材不足対応で  労働政策審議会は、地方企業・中小企業の人材確保策などに関する基本部会報告書を了承した。報告書では、企業へのメッセージとして、賃金引上げ原資の創出に向けたAI活用や、労働者のニーズに合わせた柔軟な働き方の導入を提案した。労働条件などの情報を開示し、求職者に自社を幅広く知ってもらうことも促している。…[続きを読む]

2025.05.14 【労働新聞 今週の視点】
【今週の視点】転倒防止 身体づくり実施は低調 設備面で対策進むも

中災防が事例集を作成  設備・装備などのハード面の対策の実施率は7割を超えるものの、ケガをしにくい身体づくりなどソフト面は低調――。東京労働局は転倒災害防止対策について調査を実施したが、ハード・ソフト両面で対策を行っている事業場は、全体の1割にも満たなかった。中央労働災害防止協会では、転びにくい身体づくりのための事例集を作成している。…[続きを読む]

2025.04.30 【労働新聞 今週の視点】
【今週の視点】コーオプ教育に注目を 産学で普及の兆し

社会人力有す人材獲得へ  産学双方で、コーオプ教育が広がる兆しをみせている。学生を数カ月間職場に受け入れ、社員とともに働く機会を設ける取組みで、実業を通じてビジネスマナーを養った学生には、将来的に社会人スキルを持ち、職場でとるべき態度を理解している即戦力としての活躍が期待できる。中小企業にとって、早期に学生と接することができる点もメリット……[続きを読む]

2025.04.23 【労働新聞 今週の視点】
【今週の視点】高額療養費 8月見直し実施は延期 秋までの議論注視を

保険料負担減たち消えに  8月に予定されていた高額療養費制度の見直しは、石破茂首相が3月7日に実施見合わせを表明し一旦の幕引きとなった。同制度を前提に福利厚生を設計している企業は多い。治療と仕事の両立を図る労働者も胸を撫で下ろしただろう。一方、見合わせにより、見込まれていた保険料の負担減はたち消えた。秋までに予定される今後の議論に注視が必……[続きを読む]

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