2019年10月配信の労働関連コラム

2019.10.31 【送検記事】
フォークリフト横転で下敷きに 作業計画など定めず送検 米子労基署

 鳥取・米子労働基準監督署(森下芳則署長)は、フォークリフトの転倒防止措置を怠ったとして、貨物自動車運送事業者と同社専務取締役を安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで鳥取地検米子支部に書類送検した。令和元年6月、同社労働者が死亡する労働災害が発生していた。  被災者は66歳の男性正社員。同社敷地内でフォークリフトを用いて……[続きを読む]

2019.10.31 【主張】
【主張】再び職務基準人事に脚光

 再び職務基準の人事賃金制度導入のブームが起きている。かつてバブル崩壊後、多くの企業が成果主義や年俸制度に移行したものの、日本企業が戦後長期にわたって築き上げてきた能力基準とは相容れず、結果として後退を余儀なくされたケースが多い。  しかし、グローバル化が一層進む時代となったいま、日本企業が生産性向上を図り、先端分野で国際競争力を維持向上……[続きを読む]

2019.10.30 【送検記事】
トンネル工事中にショベルに轢かれ両足の一部切断 建設会社を送検 延岡労基署

 宮崎・延岡労働基準監督署はトンネルの工事中に労働者がドラグ・ショベルに轢かれ両足の一部を切断した労働災害で、建設業者と同社の現場責任者を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで宮崎地検延岡支部に書類送検した。  労働災害は同社が下請として入場する、宮崎県東臼杵根郡椎葉村のトンネル工事作業現場で起きた。同社の56歳の男……[続きを読む]

2019.10.30 【送検記事】
労災かくしで食品卸売業者を送検 労働者の相談で発覚 福山労基署

 広島・福山労働基準監督署はいわゆる労災隠しを行ったとして、食品卸売業者と同社の代表取締役、取締役の計1社2人を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の疑いで広島地検福山支部に書類送検した。  労働災害は平成30年7月27日に同社の敷地内で起きた。敷地内には建物が2つあり、2つの建物を渡り廊下でつないでいた。渡り廊下の途中には階段があった……[続きを読む]

2019.10.29 【監督指導動向】
技能実習 74%の事業場で法違反 安全基準が最多 北海道労働局・平成30年監督結果

 北海道労働局は、平成30年に外国人技能実習生の実習実施者に対して行った監督指導結果を公表した。臨検した224事業場のうち74.1%に当たる166事業場で、労働基準関係法令違反が発覚している。  26年以降の違反率は、72.8%、71.9%、85.8%、75.7%、74.1%で、概ね7割台半ば前後で推移している。  法違反状況をみると、安……[続きを読む]

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