2013年2月配信の労働関連コラム

2013.02.25 【書評】
【今週の労務書】『歴史からみた労働法――主要労働立法の過去・現在・未来』

「全体感」伴った理解に 人事を任されて思い知るのは、知るべき対象範囲の広さであろう。労基法や労組法、安衛法といった基本はまず当然として、存在感を増す労働契約法や改正派遣法など、実務的に重要な法律が山積みである。 といっても、日々の仕事をこなしながらそれらを頭に叩き込む作業は容易ではなく、要領よく"勘所"をつかみたいところ。 本書は、逐条解……[続きを読む]

2013.02.25 【主張】
【主張】日本式経営の再起に期待したい

 昨年暮れ、朝日新聞は「追い出し部屋」が大手企業に存在し、退職強要をしていると報じ、厚生労働省に対しその詳細を報告するよう求めた。同省は1月末、先行調査の結果を公表している。 失われた10年の始まりだった01年頃を第1次大量リストラとすれば、現在、第2次リストラが進行しているのは、公然の事実である。田村憲久厚労相は「しつこく退職を迫れば違……[続きを読む]

2013.02.25 【社労士プラザ】
日頃から「安全」を意識/あべの労務代理事務所 友田 良一

 もう20年以上も前になるが、私は大学卒業後に民間の鉄道会社に就職した。入社直後は当然、新入社員教育を受けることになる。そこでは様ざまな業種を体験させてもらった。東京の流通施設を見学したり、コンピューター実習などを受けさせてもらった。しかし一番印象に残っているのは、基幹業である鉄道関係であり、具体的には駅務実習と車掌実習である。 実習に先……[続きを読む]

2013.02.18 【書評】
【今週の労務書】『実践! 労災リスクを防ぐ職場のメンタルヘルス5つのルール』

効果上がる土台作りを 損保代理店でのキャリアを持つ著者は、メンタルヘルスケアをリスクマネジメントと捉え、突発的な「作業」ではなく決められた「業務」であるべきと説く。取組みの効果を得るには土台となる社内態勢・ルールが欠かせないとし、その具体策を順を追って提示している。 医療関係者による著書と異なるのは、産業医の正しい選び方や復職判定委員会の……[続きを読む]

2013.02.18 【主張】
【主張】魔の3月月曜日が近付いている

 警察庁の発表(速報値)によると、昨年の自殺者数は2万7766人で、実に15年振りに3万人を切ったことが明らかになった。年間の自殺者数は、警察庁が統計を取り始めた昭和53年から平成9年までは、2万~2万5000人台で推移していたが、10年に初めて3万人を超え、高止まりの状態が続いていた。小欄もそしてほとんどの国民が、なぜ3万人という多くの……[続きを読む]

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