2016年6月配信の労働関連コラム

2016.06.29 【監督指導動向】
有機溶剤使用する工場へ濃度測定求める指導も 能代労基署 27年度監督結果

 秋田・能代労働基準監督署は、平成27年度に実施した監督指導結果を公表した。186事業場へ立ち入り、158事業場で違反が発覚している(違反率84.9%)。 違反項目をみると、労働時間(同40.9%)、一般健康診断(同25.3%)、時間外割増賃金支払い(同21.0%)の順に多い。業種別では、製造業や建設業で違反がめだつ。臨検を実施した件数は……[続きを読む]

2016.06.29 【社労士プラザ】
生き生き働ける会社づくりへ/社会保険労務士法人 エムケー人事コンサルティング 染川 憲一

 昨今のマスコミ市場では、ブラック企業について取り上げられることが多くなった。今年4月、厚生労働省が違法な長時間労働に対する監督指導を強化するため、「過重労働撲滅特別対策班」を設け、全国の労働局に「過重労働特別監督監理官」を1人ずつ配置したとの報道があった。同時に、労働基準監督署の立入調査基準となる残業時間は、過労死認定基準に合わせ、月1……[続きを読む]

2016.06.29 【書評】
【今週の労務書】『マネジメントに活かす 歩合給制の実務』

成果に応じた賃金として 歩合給制を導入するのに必要な知識を網羅した一冊で、法令上の取扱いから支給方式のバリエーションまでをまとめて学べる。実務面の解説では過去の裁判例を逐一引用し、適切なあり方が丁寧に語られていく。 入門書としての充実ぶりに加え、歩合給の持つ「労働時間ではなく成果に応じて支払われる」面にスポットを当て、その可能性も探られる……[続きを読む]

2016.06.27 【主張】
【主張】不当労働行為に要注意を

 中央労働委員会は、アイ介護サービス事件で、組合加入を問題視する発言をした社会保険労務士を不当労働行為と認定し、顧問契約を交わしていた会社に同種行為を繰り返さないことを誓約した陳謝文を掲示するポスト・ノーティス命令を下した(6月13日号2面既報)。 活躍の機会が広がりつつあるからこそ、このような初歩的な不当労働行為事件にかかわってはいけな……[続きを読む]

2016.06.26 【助言・指導 あっせん好事例集】
契約更新時に労働条件の大幅な変更を求められたことをめぐるあっせん事例

労働条件引下げ(その他) 申請の概要  Yゴルフ場(被申請人)にパートとして勤務している申請人X(労働者)は、社長の交替時に一方的に賃金等の労働条件を引き下げられ、さらに2年後の契約更新時に労働条件の大幅な変更を求められ、元の労働条件を求めたところ拒否されたため、紛争となり、会社に対して賃金差額および慰謝料からなる損害賠償を求めて、あっせ……[続きを読む]

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