有機溶剤使用する工場へ濃度測定求める指導も 能代労基署 27年度監督結果

2016.06.29 【監督指導動向】
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 秋田・能代労働基準監督署は、平成27年度に実施した監督指導結果を公表した。186事業場へ立ち入り、158事業場で違反が発覚している(違反率84.9%)。

 違反項目をみると、労働時間(同40.9%)、一般健康診断(同25.3%)、時間外割増賃金支払い(同21.0%)の順に多い。業種別では、製造業や建設業で違反がめだつ。臨検を実施した件数は6件と少ないが、運輸交通業での違反率は100%となっている。

 指導事例も明らかにしている。労働者に月100時間を超える違法な時間外労働を行わせていた事業場には、事業主に対して過重労働による健康障害のリスクを説明。長時間労働の削減を求めたところ、人員増加などの対策を講じたことで、1カ月の時間外労働時間は40時間にまで減少した。併せて、深夜業に従事する労働者へ年2回の健康診断を実施するよう指示している。

 有機溶剤を使用する工場では、事業主に対して、健康障害の発生リスクを指導したところ、濃度測定や有機溶剤健康診断を実施するようになっている。

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