【今週の労務書】『マネジメントに活かす 歩合給制の実務』

2016.06.29 【書評】

成果に応じた賃金として

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 歩合給制を導入するのに必要な知識を網羅した一冊で、法令上の取扱いから支給方式のバリエーションまでをまとめて学べる。実務面の解説では過去の裁判例を逐一引用し、適切なあり方が丁寧に語られていく。

 入門書としての充実ぶりに加え、歩合給の持つ「労働時間ではなく成果に応じて支払われる」面にスポットを当て、その可能性も探られる。年1回の昇給を累積していく従来の賃金体系だけでは、もはや多様化する雇用には対応できず、実際に非正規の中では成果の多寡にかかわらず、わずかな差しか付かない現実があると指摘する。営業職やドライバーを抱えているか否かによらず、賃金実務にかかわるうえでは是非、目を通しておきたい。

(西川幸孝著、日本法令刊、TEL:03-6858-6966、2400円+税)

掲載 : 労働新聞 平成28年6月27日第3070号16面

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