【今週の労務書】『課長は労働法をこう使え!――問題部下を管理し、理不尽な上司から身を守る 60の事例と対応法』

2016.04.18 【書評】

法律熟知して自らを守れ

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 労働現場の最前線にいる「課長」にとって、「労働法的に間違った行動」をとることは、命取りになる――いささか扇情的にも思える本書の書きぶりだが、読後には納得させられる。

 課長は、労働問題の当事者となるパターンとして、部下が問題を起こし巻き込まれる、自身に問題がある――などの3つがあると指摘。いずれも、法律を知っていれば防げるケースが多いとし、60の実例で対処法を示している。セクハラが問題となった海遊館事件を始め、負け裁判例を多数収録したのが特徴だ。

 民間企業で働いた経験を持つ弁護士が執筆しただけに、内容は現場で起こる問題に即している。自衛のため、この春昇進した新任課長は必読といえる。

(神内伸浩著、ダイヤモンド社、TEL:03-5778-7240、1600円+税)

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掲載 : 労働新聞 平成28年4月18日第3061号16面

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