2015年7月配信の労働関連コラム

2015.07.27 【書評】
【今週の労務書】『元厚生労働事務官が解説する 労災保険実務標準ハンドブック』

事例挙げ認定の有無示す 本書は、労災保険制度について、企業の人事労務担当者や保険担当者向けに分かりやすく解説したもの。 適用事業の考え方から保険料の仕組み、業務災害・通勤災害の認定のポイント、給付内容および給付請求書の書き方、不服申立ての手続きに至るまでをQ&A形式を用いながら紹介している。 災害の認定については、採用内定者の入社前研修中……[続きを読む]

2015.07.27 【社労士プラザ】
対話不足が労務問題招く/中島労務管理事務所 代表 中島 ひろみ

 厚生労働省が6月に発表した平成26年度の総合労働相談件数は7年連続100万件超。民事上の個別労働紛争解決制度の利用状況は23万8806件で、そのうちパワーハラスメントに当たる「いじめ、嫌がらせ」が6万2191件(前年比5.1%増)で3年連続最多だった。 ここに、上司と社員の職場の人間関係に関する意識の差を示すデータがある。 以下は日本生……[続きを読む]

2015.07.27 【主張】
【主張】唖然とする大企業の違反

 東京労働局は、資本金79億円、従業員数7500人を数える東証一部上場の㈱エービーシー・マートを労働基準法違反の疑いで東京地検に書類送検した。ごく初歩的な労働時間規制違反を繰り返していたもので、上場企業としてのコンプライアンス状況に唖然とするばかりだ。[続きを読む]

2015.07.20 【書評】
【今週の労務書】『マイナンバー制度の実務と業務フローがわかる本』

性悪説に立ち情報管理 人事労務担当者に向け、来年1月から開始されるマイナンバー制度の注意点をコンパクトにまとめたのが本書である。 安全対策では、「情報は漏えいするものという性悪説に立った管理が必要」としている。 マイナンバーを扱う業務を外部委託している場合には、委託先への監督義務が生じると指摘。委託先へ監督する方法として、ヒアリングシート……[続きを読む]

2015.07.20 【社労士プラザ】
コミュニケーションが鍵/岡田社会保険労務士事務所 所長 岡田 州史

 昭和63年に開業して、27年が過ぎた。29歳で社労士試験に合格し、社労士事務所で3年間勤務、32歳で開業した。開業当時は若造社労士だったが、今では還暦の初老社労士である。 弊所では、早くから社会保険・雇用保険関係の電子申請化を進めており、来年からのマイナンバー制度のスタートにも対応すべく、様ざまな対策をしている。 現在、マイナンバー制度……[続きを読む]

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