2019年9月配信の労働関連コラム

2019.09.30 【監督指導動向】
技能実習 7割以上の事業場で「労働時間」などの法令違反 長野労働局・平成30年度

 長野労働局は、外国人技能実習生を受け入れている実習実施者に対して、平成30年に行った監督指導結果を取りまとめた。監督指導した141事業場のうち71.6%に当たる101事業場で労働基準関係法令違反が発覚している。また、重大悪質事案として1件を書類送検した。  違反項目は、「労働時間」に関するものが45事業場で最も多い。使用する機械などの「……[続きを読む]

2019.09.29 【送検記事】
ノーヘルで荷積み作業させて送検 労働者が頭を打って死亡の労災発生で 高松労基署

 香川・高松労働基準監督署は、労働者に貨物自動車の荷台上でシート掛け作業を行わせる際に保護帽(ヘルメット)を着用させなかったとして、運送業者と同社専務取締役を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で高松地検に書類送検した。令和元年6月、同社労働者が頭部を打って死亡する労働災害が発生している。  労災は、同社六条営業所敷……[続きを読む]

2019.09.27 【監督指導動向】
89%で労基法関係の違反発覚 改善基準告示違反も56% 山形労働局・平成30年 運輸関係監督結果

 9割弱の事業場で労働基準関係法令が発覚――山形労働局は、平成30年に実施したトラック、バス、タクシーなどの自動車運転者使用事業場に対する監督指導の結果を公表した。  99事業場に実施し、88.9%に当たる88事業場で労基法関係の違反が発覚している。さらに55.6%当たる55事業場で改善基準告示違反がみつかった。  労基法関係の主な違反事……[続きを読む]

2019.09.26 【送検記事】
「つる」除去せずに木を切らせた個人事業主を送検 新潟労基署

 新潟労働基準監督署は、伐木作業中に労働者が墜落死した労働災害で、造園業を営む個人事業主を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで新潟地検に書類送検した。  労働災害は令和元年7月11日に、同市内の山林で起きた。伐木作業には個人事業主が雇用する72歳の男性労働者が従事していた。労働者は雑木の根元を切り倒そうとしたが、「……[続きを読む]

2019.09.26 【送検記事】
フォークリフトの無資格運転で書類送検 作業計画もなく 直方労基署・建設業の個人事業主などを

 福岡・直方労働基準監督署は、フォークリフトを無資格運転させたとして、建設事業を行っていた個人事業主と個人事業主に雇用されていた現場職長を労働安全衛生法第61条(就業制限)違反の容疑で福岡地検飯塚支部に書類送検した。平成31年3月、労働者が長期休業する労働災害が発生している。  労災は、同県鞍手郡内の建設資材の製造会社の作業場構内で発生し……[続きを読む]

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