トレーラーの荷台から落ちた労働者が死亡 保護帽着用違反で産廃業者を送検 八女労基署

2019.09.25 【送検記事】
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 福岡・八女労働基準監督署は、トレーラーの荷台から53歳の男性労働者が墜落し死亡した労働災害で、産業廃棄物処理業者と同社の代表取締役を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで福岡地検久留米支部に書類送検した。

 労災は平成31年3月30日に、同社の敷地内で起きた。労働者が廃タイヤの運送のために敷地内にトレーラーを停め、荷台に置かれた廃タイヤの向きを均し、シート掛けをしていたところ、あおりを越えて2.6メートル下の地面に墜落した。労働者は救急搬送されたが同日死亡が確認された。死因は脳挫傷だった。

 労働安全衛生法では、最大積載量が5トン以上の貨物自動車への荷積み・荷降ろし、ロープ掛け・解き、シート掛け・外しをさせる場合、労働者に保護帽を着用させなければならないと定めている。トレーラーの中には保護帽が備え付けてあったが、被災労働者は着用していなかった。

【令和元年9月6日送検】

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