『産業医』の労働関連コラム

2023.11.25 【書評】
【今週の労務書】『職場のメンタルヘルスケア入門』

復職判定は“対面”で  本書は、精神医学を専門分野とする大学教授や大手企業に勤務する産業医らが執筆したもの。100項目以上のQ&Aを設け、平易な言葉で説明している。メンタルヘルス不調の未然防止に向けた「一次予防」から復職に関する「三次予防」まで、網羅的に知識を得られる。  たとえば、「テレワークを実施する際の、従業員の健康管理のポイントは……[続きを読む]

2023.05.20 【書評】
【今週の労務書】『労働力減少時代の「もっとよくなる健康経営」 企業が生き残るために経営者が取り組むべき産業医の活かし方』

産業医と課題共有を  産業保健業界で25年間、経営者や人事部門にコンサルティングをしてきた著者が、健康経営の推進と産業医活用の重要性を説いたのが本書である。従業員という資産を健康面で支援することで人的資本の価値、ひいては企業価値を最大化するポイントをまとめている。  多くの企業では、法的な義務だからと産業医を選任しながらも、十分に機能して……[続きを読む]

2023.02.16 【人材ビジネス交差点】
【人材ビジネス交差点】ビジョン定め健康管理を/㈱OHコンシェルジュ 代表取締役 東川 麻子

 我われは産業保健の専門職として企業にサービスを提供しているが、同じ医療職が担当しても、その会社の健康管理のスタイルは1つとして同じ形にならない。私の主観的な判断ではあるが、その良し悪しにはとても大きな差がある。  20年以上この仕事をしてきて、その企業の健康管理を左右するのは、企業の担当者であり、その人、その部署の影響がいかに大きいもの……[続きを読む]

2022.10.04 【監督指導動向】
健康推進大会で日々の対策呼び掛け テレワーク中は健康状態も報告制に 中央労基署

 東京・中央労働基準監督署は、全国労働衛生週間の実施に当たって9月15日、令和4年度の中央健康推進大会を開催した。稲員署長が登壇し、病気は怪我と比べて健康被害といった形で結果が出るまでに時間がかかることから、安全に関する取組みに比べて対策が疎かになる傾向を指摘。日々の予防対策を呼び掛けた(写真)。  続いて、「テレワークにおける健康管理」……[続きを読む]

2021.08.27 【書評】
【安全衛生・お薦めの一冊】『なぜ小規模事業者こそ産業医が必要なのか』

経験もとに活用例を示す  小規模事業者にとって、一人ひとりの社員は貴重な戦力。突然の体調不良やメンタル不調で休職、退職となっては、業績への影響が免れない。企業の健康管理のカギを握る産業医だが、従業員50人未満の企業には選任義務がなく、活用を考える経営者も少ない。  本書は、小規模事業者にとって産業医がどう役割を果たすのか、どのようにして社……[続きを読む]

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