【今週の労務書】『人材危機時代の日本の「グローバル人材」の育成とタレントマネジメント』

2020.03.14 【書評】
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日本企業の課題明らかに

 本書は、日本企業が「グローバル人材」を確保・育成していくうえでの問題点とその解決策を提言したもの。様ざまな要因から、優秀なグローバル人材が海外の企業を選択している状況にあると指摘している。

 本書におけるグローバル人材とは、「グローバリゼーションを背景として、国境や国籍に縛られることなく自由にその才能を生かして移動する高度人材」を指し、外国人材に加え、海外留学経験のある日本人材などを含む。

 外国人材が日本企業を避ける要因として、昇進速度が遅く成果の反映が弱い、希望職務に配属されないなどのほか、日本独特の就職活動や、複雑な日本的ビジネスマナーの存在などを挙げる。

 これらを踏まえ、選ばれる企業になるための人事施策のポイントとして、専門性を活かせる部門への配置・異動など9項目を提言している。

(守屋貴司著、晃洋書房刊、TEL:075-312-0788、3000円+税)

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令和2年3月16日第3249号16面 掲載

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