『配置転換』の労働関連コラム

2020.11.29 【弁護士による労務エッセー】
ジョブ型雇用導入の法的留意点~キーワードは配置転換の不自由~/弁護士 金子 恭介

1.はじめに  新型コロナウィルスによる強制的なテレワークをきっかけとして、ジョブ型雇用を導入すべきだというマスコミ報道が目立つ。しかし、導入されるジョブ型雇用とは何か、メンバーシップ型雇用と何が変わるのかが判然としない。  ジョブ型雇用の導入とは、メンバーシップ型雇用の何かを変えようというスローガンと理解しておくのが正しい。スローガンで……[続きを読む]

2020.03.14 【書評】
【今週の労務書】『人材危機時代の日本の「グローバル人材」の育成とタレントマネジメント』

日本企業の課題明らかに  本書は、日本企業が「グローバル人材」を確保・育成していくうえでの問題点とその解決策を提言したもの。様ざまな要因から、優秀なグローバル人材が海外の企業を選択している状況にあると指摘している。  本書におけるグローバル人材とは、「グローバリゼーションを背景として、国境や国籍に縛られることなく自由にその才能を生かして移……[続きを読む]

2017.02.19 【マンガ・こんな労務管理はイヤだ!】
追い出し部屋

 いわゆる「追い出し部屋」への配置転換がテーマとなっています。使用者の配転命令には、勤務場所の変更を伴う転勤と、従事する業務の変更である配置換えの双方が含まれると解されています。職種が限定されているかどうか、就業規則等の根拠規定に基づき配転命令権が正しく行使されているか、がポイントです。[続きを読む]

2016.03.27 【助言・指導 あっせん好事例集】
不当に勤務日数を減らされたため、元のシフトに戻すよう求めた助言・指導事例

申出人X(労働者)は、求人広告を見て応募し、「週5日、1日7時間の労働契約」で学習塾を営むY会社(被申出人)に受付事務職員として入社した。ところが、入社2カ月ほどしてから、当初の契約場所と違う県内の各教室への異動を頻繁に命じられるようになった。[続きを読む]

2015.12.08 【助言・指導 あっせん好事例集】
配置転換の撤回と嫌がらせの有無をめぐるあっせん事例

いじめ・嫌がらせ 申請の概要  申請人X(労働者)は、電気機器販売業を行う株式会社のA営業所(B県所在)において営業事務員として勤務していたが、9月○日に同社取締役から10月1日付けで本社(C県所在)転勤の内示を受けた。①遠方の本社への転勤はできないことから転勤の内示を撤回してほしい、②入社して以降4年半の勤務期間中に社内で度重なる嫌がら……[続きを読む]

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