【今週の労務書】『外国人を雇うときこれだけは知っておきたい実務と労務管理』

2022.01.29 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

入国から順を追い解説

 少子高齢化がかつてないスピードで進行し、「人材確保」が企業の存亡を左右するキーワードになっている。外国人雇用など縁遠いことだと思っていたが、「ついにわが社でも」という企業も少なくないだろう。

 本書は初めて外国人を雇用する企業の人事・法務担当者を読者に想定し、入管手続きや在留資格の基礎知識から労務管理のノウハウまで、実際想定される手順に沿って解説している。法律や制度を列挙するだけの参考書というより、実務において留意すべき点も踏まえた指南書だ。

 たとえば賃金については、外国人労働者の間に給与明細書を見せ合う文化が散見することを指摘。地域相場や同一労働同一賃金に加えて、職場内での公平性を意識して設定する必要があるとした。

(佐藤広一・松村麻里著、アニモ出版刊、TEL:03-5206-8505、税込2,420円)

Amazonで購入する 楽天ブックスで購入する

令和4年1月31日第3338号16面 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。