【今週の労務書】『社労士が選ぶ 実務に役立つ 労働判例100選(上巻)』

2019.08.11 【書評】
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紛争未然防止の観点で

 本書は、労務トラブルの未然防止の観点から、企業の人事労務スタッフが知っておきたい重要判例を社会保険労務士が紹介・解説したもの。地裁判決や高裁判決を数多く取り上げているのが特徴で、タイトルにある「100選」のうち、「上巻」である本書では50事例を解説している。

 取り上げた分野は、大きく分けて、同一労働同一賃金、労働時間規制、解雇・退職の3分野。労働条件の不利益変更やメンタルヘルス、ハラスメントなどは上巻では触れていない。

 同一労働同一賃金関連では、ハマキョウレックス事件などを解説。労働時間規制関連では、始業前の準備活動に対する割増賃金請求や、定額残業代や管理監督者性をめぐる割増賃金請求などの事例を紹介している。

(加納明夫・中山貴子著、日本生産性本部生産性労働情報センター刊、TEL:03-3511-4007、2000円+税)

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令和元年8月19日第3221号16面 掲載

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