2015年11月配信の労働関連コラム

2015.11.30 【書評】
【今週の労務書】『社員の潜在能力を引き出す経営』

過剰な管理をやめよ 勤勉だが熱意に欠け、挑戦意欲も国際的には低いとされる最近の日本人。 旧態依然とした組織の管理手法が原因とみる著者が提唱するのは、ワーク・ライフ・バランスならぬワーク・ライフ・オートノミー。 曰く、仕事と生活のバランスではなく、双方を自律的にコントロールするという考え方で、ポスト工業化社会に要請される突き抜けた感性の引き……[続きを読む]

2015.11.23 【書評】
【今週の労務書】『脚本で学ぶ実務的すぎる裏話付き個別労働紛争あっせん制度』

実務的な裏話も満載 手軽で迅速、負担も少ないのに一般の認知度が低い――と"あっせん制度"の普及に向け、福岡県在住の特定社労士である筆者がまとめたのが本書。 筆者主宰の士業団体「リスク法務実務研究会」が実施した演劇の脚本をほぼそのまま掲載しており、台詞を通し制度の大まかな内容が理解できる。 見開きの左頁でブラックなラーメン屋を舞台にストーリ……[続きを読む]

2015.11.23 【監督指導動向】
技能実習生受入機関22事業場が過労死基準超過――愛知労働局

 愛知労働局(藤澤勝博局長)は、平成26年に実施した外国人技能実習生の実習実施機関に対する監督指導結果を公表した。8割以上の事業場で何らかの労働基準関係法令違反が発覚している。とくに、労働時間に関する違反がめだっており、1カ月に100時間以上の過労死基準に達する残業をさせている事業場が22社に上る。 10月には違法な残業をさせたうえ残業代……[続きを読む]

2015.11.23 【主張】
【主張】雇用相談センターに期待

 厚生労働省による「雇用労働相談センター」設置が軌道に乗り出した。福岡、東京、大阪の各地域に続いて新潟地域に4カ所目の同センターが開設されたという(本紙11月9日号1面既報)。 それぞれの特区が先進的、革新的取組みを推し進め注目されている。各特区では、新規開業企業や海外からの進出企業が増加していくと考えられるが、そうした企業が難解な日本の……[続きを読む]

2015.11.23 【労働用語集】
労務管理

 経営者がその指揮のもとにある従業員の総合能率を長期にわたって高く維持し、あるいは上昇させる方策をいいます。 採用、配置、昇進、昇格など個々の従業員の処遇に関することのほか、賃金、労働時間、安全衛生、福利厚生など作業場の内外における諸条件を改善することや教育訓練により従業員自身の作業についての知識と技能を高めることなどを含みます。 労務管……[続きを読む]

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