2013年12月配信の労働関連コラム

2013.12.23 【主張】
【主張】最賃支援の大風呂敷に不安あり

 厚生労働省は、中小企業庁と連携して「最低賃金の引上げに向けた中小企業・小規模事業場への支援施策マニュアル」を作成した(本紙12月2日号1面)。記事が「網羅的」と紹介しているように、支援施策は、直接的な助成金制度の紹介を始め、販路拡大、新規事業分野への進出、技術力の強化、人材育成・従業員のキャリアアップ、高齢者の雇用環境整備、相談・融資制……[続きを読む]

2013.12.23 【社労士プラザ】
非営利組織の意義に注目/社会保険労務士白澤事務所 代表 白澤 義之

 阪神・淡路大震災、そして東日本大震災後の復興の中で、自助・共助・公助の充実が叫ばれている。特に、公的機関の手が届きにくい、個別具体的なニーズに対応すべく、多くの民間支援活動が行われているが、その中心をなすのが、町内会やNPO法人を始めとする非営利組織である。わが事務所でも多くの非営利組織とお付き合いをさせていただいているが、その志の高さ……[続きを読む]

2013.12.16 【書評】
【今週の労務書】『会社・社員・お客様 みんなを幸せにするM&A』

成功のカギは「敬意」 本書は、売り手と買い手の双方に良好な結果をもたらした、中小企業のM&Aを紹介する。 「経営者にはそれぞれの人生があり、物語があり、思いや志がある」として、M&Aの成功には相手に対する敬意が欠かせないと説く。単なる事業内容だけでなく、地域への貢献など理念を共有することで、双方の従業員が同等に誇りをもって働くことにつなが……[続きを読む]

2013.12.16 【主張】
【主張】インターンシップの闇を正そう

 インターンシップで来日した韓国人大学生に、無報酬や最低賃金未満で、従業員と同じ労働をさせる行為が全国の宿泊施設で横行している。これは日本人大学生も被害にあっており、「研修」を曲解した悪質なものだ。11月18日付読売新聞は、社会面トップの6段抜き記事で「韓国人インターンただ働き」と大々的に報じている。[続きを読む]

2013.12.16 【社労士プラザ】
「職場うつ」に迅速対処/井手社会保険労務士事務所 所長 井手 静雄

 私の母は重度の精神障がい者(統合失調症)だった。私が幼少期だったころに発症し83歳で亡くなるまで五十数年間、瞬時も油断が許されない日々を過ごしてきたが、3年前に安らかな最後を迎えた。 発症当時の社会環境は過酷なものがあり、福祉は整っておらず、障がい者や家族への差別も根強くあった。家計は苦しく、壮絶な日々だったという記憶しか残っていない。……[続きを読む]

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