『GoTo書店!!わたしの一冊』の労働関連コラム

2021.09.23 【書評】
【GoTo書店!!わたしの一冊】第34回『マスカレード・ホテル』東野圭吾著/大矢 博子 NEW

価値観を認め合う難しさ  今月17日に、映画「マスカレード・ナイト」が公開された。一流ホテルで起きる事件を防ぐべく、警察とホテルスタッフが奮闘するミステリー映画である。一昨年に公開された「マスカレード・ホテル」に続くシリーズ第2弾で、主演は木村拓哉さんと長澤まさみさん。こうして名前を並べただけでキラビヤカだ……。  原作は東野圭吾。このシ……[続きを読む]

2021.09.16 【書評】
【GoTo書店!!わたしの一冊】第33回『パワハラ問題 アウトの基準から対策まで』井口 博著/角田 龍平

セーフとなる「喝」は?  「女性理事を4割というのは文科省がうるさくいうんですね。だけど女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります」(森喜朗談)。  「是非、立派になっていただいて。ええ旦那をもらって。まぁ旦那はええか? 恋愛禁止かね?」(河村たかし談)。  「女性でも殴り合い、好きな人がいるんだね」「嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り……[続きを読む]

2021.09.09 【書評】
【GoTo書店!!わたしの一冊】第32回『監視資本主義』ショシャナ・ズボフ著/濱口 桂一郎

AI規制の根拠は本書に  今日、私たちはグーグル、アップル、アマゾンなどのプラットフォームを使うことなく、1日たりとも過ごすことはできなくなっている。これらはとても便利だ。だが、私たちがこれらを使うたびに、その情報が蓄積され、加工され、利用されている。  これらの側からみれば、私たちは便利さという餌に引き寄せられてきた原材料に過ぎない。検……[続きを読む]

2021.09.02 【書評】
【GoTo書店!!わたしの一冊】第31回『新版 いっぱしの女』氷室冴子著/三宅 香帆

働く女性の共感呼ぶ随筆  あなたは氷室冴子の名前をご存知だろうか。『なんて素敵にジャパネスク』『クララ白書』など、いわゆるコバルト小説という業界で一世を風靡した、少女小説家である。スタジオジブリのアニメ映画『海がきこえる』の原作を手掛けたことでも有名だ。  もう13年前に51歳という若さで逝去されたのだが、今なおファンは多い。もちろん私も……[続きを読む]

2021.08.26 【書評】
【GoTo書店!!わたしの一冊】第30回『火定』澤田瞳子著/大矢 博子

奈良時代のウイルス禍  8月半ば、新型コロナウイルスの感染者がついに1日で2万人を超えた。ワクチンを打った世代の感染者・重症者が減っているのは僥倖だが、入院もできなければ救急車を呼んでも搬送先がないというこの状況は、異常という他ない。  そのまま自宅で容体が急変して亡くなったなどのニュースを聞くにつけ、これが21世紀の社会のシステムなのか……[続きを読む]

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