【GoTo書店!!わたしの一冊 スペシャルゲスト選集(2021年下半期)】『新版 いっぱしの女』『京都の中華』『スクリーンが待っている』ほか

2022.01.02 【書評】
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このページでは、2021年8~12月に配信した月替わりのスペシャルゲストによる書評をまとめてご紹介します。

『新版 いっぱしの女』氷室 冴子 著
あなたは氷室冴子の名前をご存知だろうか。『なんて素敵にジャパネスク』『クララ白書』など、いわゆるコバルト小説という業界で一世を風靡した、少女小説家である。
選者:書評家 三宅 香帆

氷室冴子著、ちくま文庫刊、770円(税込み)


『京都の中華』姜 尚美 著
TBS系列の番組『町中華で飲ろうぜ』が好きで、再放送や総集編を含めると、多い時は週3~4回のペースで視聴している。黒帯級の呑兵衛たちが集まる下町の名店を、自らの嗅覚と聞き込みのみで探し当てる玉袋筋太郎さんの江戸っ子っぽさと、どのお店でもご主人や常連客の懐に飛び込める高いコミュニケーション能力(注文する料理の的確さや食リポの正確さ)に惚れ惚れしている。
選者:プロレスラー スーパー・ササダンゴ・マシン

姜尚美著、幻冬舎文庫刊、880円(税込)


『スクリーンが待っている』西川 美和 著
西川美和は類まれなる才能の持ち主だと思う。映画監督、脚本家が本業だが、彼女の小説やエッセイも飛び切り素晴らしい。2009年は『きのうの神さま』で、15年には『永い言い訳』で、直木賞候補となった。恐らく受賞するまでに、それほど時間はかかるまい。
選者:同志社女子大学 メディア創造学科 教授 影山 貴彦

西川美和著、小学館刊、1870円(税込)


『なぜ危機に気づけなかったのか』マイケル・ロベルト 著
問題は発見できなければ解決できない――自明のことなのにしばしば忘れがちである。問題解決の手法を教える書籍はたくさんあるが、問題を発見するにはどうすれば良いのかを教えてくれる本は少ない。
選者:法政大学大学院 イノベーション・マネジメント研究科 教授 藤村 博之

マイケル・ロベルト著、英治出版刊、2090円(税込)

▽2021年1~7月分はこちら

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