【今週の労務書】『”やる気”と”働きがい”を引き出す 福祉・介護事業者の人事・労務』

2015.08.24 【書評】

人材の質向上も視野に

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 市場の大幅な拡大が見込まれながら、過酷な労働環境で離職率が高いイメージも強いのが福祉・介護事業だが、その運営者等に向けて持続可能かつ発展的な運営に資する労務管理を提案するのが本書である。

 社会福祉法人に長年かかわってきた税理士と社会保険労務士の共著で、法令の知識や経営手法についての解説にとどまらず、福祉・介護事業の存在意義や持つべき理念を念頭に置き、人事・就業・賃金などをいかに管理すべきか指南する。

 そこには、職員が高い倫理観とやりがいを維持して業務に携わる環境作りが重要とする認識が根底にある。

 「公益性・非営利性」を担保しつつ自立した経営をめざすという高度なマネジメント能力こそが、福祉・介護事業の運営者に求められる資質とみている。

(川井義久・山口徹実共著、TKC出版刊、TEL:03-3239-0068、2000円+税)

掲載 : 労働新聞 平成27年8月24日第3030号16面

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