【今週の労務書】『新キャリア開発支援論』

2017.04.29 【書評】

学生就活の「潮流」見える

 本書では学生を指導し社会に送り出す役割を担う教職員やカウンセラー向けに、IoT・AIの発展や雇用のグローバル化が進む社会情勢に適合したキャリア支援について提言している。

 大きな流れでは新社会人に高度な知識や専門性以上にコミュニケーションやストレス対処といった「基礎能力」の高さが求められると分析し、その醸成のためのアクティブラーニングやインターンシップの活用手法が挙げられているが、組織や環境に適応しつつ課題を解決する力と同時に、自律的に考え行動するリテラシーを養うことの重要性も説いている。

 組織に適した人材を求めている採用担当者にとっても、こうした教育機関の動きは大いに参考になるところであろうと思われる。

 (松村直樹・平田史昭・角方正幸共著、学事出版刊、TEL=03-3255-5471、1800円+税)

掲載 : 労働新聞 平成29年4月24日第3110号16面

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