【今週の労務書】『成功事例でわかる 小さな会社の「採用・育成・定着」の教科書』

2023.07.22 【書評】
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成功事例交え施策解説

 厚生労働省の調査によると、近年の全国有効求人倍率は1.35倍、入社3年以内の離職率は高卒36.9%、大卒31.2%であるのに対し、中小企業では5.31倍、48.7%、44.2%となっている。本書は中小企業で人が採れない・定着しない要因を、賃金や知名度の低さ以外の観点で分析した。

 典型な失敗例として「求める人材像が曖昧で応募が来ない、採用しても定着しない」、「育成方針がなく、上司が古い価値観で若者の成長を阻害してしまう」といったケースがあると指摘。採用・定着・育成を1セットと捉えてそれぞれPDCAを回すことを勧めている。具体的な施策も、成功事例を交えて解説した。課題分析やヒアリング用のシートなど、フレームワークの材料も豊富に掲載した。

(大園 羅文 著、日本実業出版 刊、2200円、TEL:03-3268-5161)

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令和5年7月24日第3410号16面 掲載

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