『中小企業』の労働関連コラム

2024.04.11 【主張】
【主張】中小もベア3%が視野に

 連合の賃上げ集計によれば、3月末時点の賃上げ総額は平均で1万6000円に達し、率でも5%以上を維持ししている。ベースアップを含む改善分は3.6%を超え、昨年の物価上昇率(生鮮食品を除く総合指数=3.1%増)を上回った。価格転嫁の進捗が懸念された中小規模においても、賃上げ総額は1万2000円強、4.69%と健闘している。  一方、3月末に……[続きを読む]

2024.04.04 【主張】
【主張】人材確保へ課題洗出しを

 中小企業の人手不足が深刻化するなか、厚生労働省が人材採用と定着に成功している企業の事例集を作成した。取組み内容を、事業戦略の転換、業務見直し、職場環境の整備、採用活動の工夫の4つの区分に整理し、紹介している。  大企業に比べて経営資源が乏しい中小企業が、すべての区分の対策を講じるのは難しい。効率的に成果を上げるためにも、自社の人材確保・……[続きを読む]

2024.03.30 【書評】
【今週の労務書】『中小企業の外国人雇用』

採用活動に口コミ利用  副題は「その現状と課題、活用へのヒント」。外国人活用経験の少ない企業向けに、採用・定着に向けて留意したいポイントをまとめている。  採用においてはSNSでの情報発信が有効とした。とくに外国人留学生は、SNSを活用して、出身国が同じ人のコミュニティの中で情報を得ているケースがみられる。留学生間での「口コミ」効果を期待……[続きを読む]

2024.03.24 【社労士プラザ】
地方での雇用難に直面/A(エース)社会保険労務士法人 代表社員 足立 徳仁

 当法人は、京都府内に4拠点という少し珍しい形で運営をしている。京都府といっても南北に長く、都市部と地方では人口や産業構造が大きく異なり、雇用についても都市部には都市部の、地方には地方特有の悩みが生まれている。  一方、現代の日本で経営者が直面する最大かつ共通の課題は、人材不足ではないだろうか。少子高齢化に伴う人口減少のなか、人材不足は避……[続きを読む]

2024.03.07 【主張】
【主張】中小でも女性活躍推進へ

 10年間の時限立法として施行されている女性活躍推進法が、令和8年3月末で失効時期を迎える。一定規模以上の企業に対して一般事業主行動計画の策定や情報公表を義務付けてきたが、国際的にみると女性管理職比率が低いなど、未だ女性の活躍が十分に進んでいるとは言い難い。  中小企業を含めて取組みがさらに進むよう、同法の有効期限を延長するとともに、現在……[続きを読む]

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