『定着』の労働関連コラム

2024.04.04 【主張】
【主張】人材確保へ課題洗出しを

 中小企業の人手不足が深刻化するなか、厚生労働省が人材採用と定着に成功している企業の事例集を作成した。取組み内容を、事業戦略の転換、業務見直し、職場環境の整備、採用活動の工夫の4つの区分に整理し、紹介している。  大企業に比べて経営資源が乏しい中小企業が、すべての区分の対策を講じるのは難しい。効率的に成果を上げるためにも、自社の人材確保・……[続きを読む]

2024.02.29 【主張】
【主張】初任給高騰に付き合えぬ

 初任給引上げの動きが止まらない。来年4月入社者の獲得を狙い、20万円台後半にまで引き上げる事例がめだってきた。IT系ベンチャーや人手不足に苛まれる特定の業界に留まらず、広い範囲でアピール合戦が激化している。  九州地方の地銀各社はこのほど、2025年度から大卒・総合職の初任給を26万円に引き上げる意向を明らかにした。昨年末にふくおかフィ……[続きを読む]

2024.01.06 【書評】
【今週の労務書―2023年7~9月掲載記事を振り返る】

労働新聞に掲載した『今週の労務書』から、2023年7~9月号で掲載した書評をご紹介します。 『休暇のマネジメント 28連休を実現するための仕組みと働き方』 フランスのバカンスを引き合いに出し、日本の長期休暇・働き方を考えるというのが本書の主題である。バカンスの歴史や企業の事例を説明するほか、日本で平均より長い年次有給休暇取得日数を実現して……[続きを読む]

2023.07.22 【書評】
【今週の労務書】『成功事例でわかる 小さな会社の「採用・育成・定着」の教科書』

成功事例交え施策解説  厚生労働省の調査によると、近年の全国有効求人倍率は1.35倍、入社3年以内の離職率は高卒36.9%、大卒31.2%であるのに対し、中小企業では5.31倍、48.7%、44.2%となっている。本書は中小企業で人が採れない・定着しない要因を、賃金や知名度の低さ以外の観点で分析した。  典型な失敗例として「求める人材像が……[続きを読む]

2023.01.14 【書評】
【今週の労務書】『これ1冊でわかる 中小企業のHRテック入門』

評価はまずアナログで  副題は「わが社でもできる! 導入から運用まで」。「採用」「定着」「人事評価」に関する業務を中心に、IT化の要諦を詳述している。  初めて評価制度を導入する場合には、まずはアナログな仕組みを構築べきとした。HRテックは失敗した際に中止したりすることが難しいためだ。自前の制度を何回か運用し、直面した課題を踏まえてから、……[続きを読む]

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