2017年5月配信の労働関連コラム

2017.05.31 【監督指導動向】
熱中症対策を強化 長期休み明けの発症に注意促す 大阪労働局

 大阪労働局は5~9月にかけ、熱中症対策に力を入れている。管内における平成28年の熱中症による死傷災害は6年ぶりに30人台となっていた。 28年はお盆休み明けに猛暑日が集中したことで、暑さへの順化期間がないまま作業を行ったことによる熱中症がこの時期に多発している。このため同労働局は、5~6月を熱に当たる時間を徐々に伸ばしていく「順化期間」……[続きを読む]

2017.05.30 【送検記事】
「朝から晩まで働いてナンボ」と思っていた 月232時間の違法残業で送検 天満労基署

一部残業代未払いも  大阪・天満労働基準監督署は、時間外・休日労働に関する労使協定(36協定)を締結せずに労働者に違法残業させたとして、関西を中心にラーメン店やお好み焼き店を展開している飲食業者と同社労務担当の専務を労働基準法第32条(労働時間)違反の疑いで大阪地検に書類送検した。1月当たりの最長残業時間は232時間に達する。  同社は、……[続きを読む]

2017.05.29 【ひのみやぐら】
【ひのみやぐら】〝食べる〟熱中症対策 

 塩バナナ――。何とも美味しそうなネーミングだ。戸田建設東京支店の現場では昨年、熱中症対策の一つとして休憩時間に塩バナナを作業員に振る舞った。現場でとても好評だったため、今年も継続していくそうだ。塩バナナは名前のとおり、バナナに塩をふったもの。冷蔵庫にバナナを数時間冷やしておくのが、ポイントだという。塩をふりかけることで熱中症対策に欠かせ……[続きを読む]

2017.05.29 【主張】
【主張】労政審はスピード感必要

 官邸と労働政策審議会の新たな関係が実質的スタートを切った。本紙報道(4月24日号1面)によると、官邸主導で打ち出した「働き方改革」の大方針を、労政審が職場の現実に当てはめて具体化を図る「詰めの検討」に入った。過去に一部で指摘された労政審軽視論を乗り越え、適切な分業態勢が確立したと受け止めることができる。今後、働き方改革は、理想論と現実論……[続きを読む]

2017.05.29 【送検記事】
「準備中に被災した」と虚偽報告 製造業社を書類送検 名古屋北労基署

 愛知・名古屋北労働基準監督署は、虚偽の内容を記した労働者死傷病報告書を提出したとして、金属製品製造業者(愛知県春日井市)と同社代表取締役を労働安全衛生法第100条(方向等)違反の疑いで春日井区検に書類送検した。  同社は、平成28年9月に発生した、同社労働者が動力プレス機を使った作業中に発生した労働災害に関して、「準備中に被災した」とす……[続きを読む]

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