2015年5月配信の労働関連コラム

2015.05.25 【主張】
【主張】コンビニ店主は労働者か

 東京都労働委員会は先ごろ、ファミリーマート加盟店ユニオンによる不当労働行為救済申立てを認め、本部の㈱ファミリーマートに対し、団交応諾命令を下した。ほぼ1年前にも、同様の団交応諾命令が、㈱セブン-イレブン・ジャパンに出されている。後者は現在、中央労働委員会による再審査に掛かっており、紛争の不必要な拡大を防ぐためにも早急に判断を示すべきであ……[続きを読む]

2015.05.25 【社労士プラザ】
職場の魅力高め人材定着へ/HIKARIEConsulting 代表 松本 光絵

 現在、労働市場では新規求人が高水準となり、人手不足の問題が持ち上がっている。少子高齢化による構造的な要因に加え、景気の回復基調によって人材の奪い合いや囲い込みが起きているからだ。こうした状況に企業は危機感を強め、人材の確保を急いでいる。 新たな採用を行うだけでなく、非正規社員からの正社員化や育児・介護などと両立しやすい仕組みで人材をつな……[続きを読む]

2015.05.25 【書評】
【今週の労務書】『外国人雇用の実務』

「口コミ採用」を期待 規制や情報不足のため外国人雇用を複雑な制度と認識している経営者向けに、その誤解を紐解こうとしたのが本書。外国人雇用を経営上不可欠としている筆者が、雇用の際に注意すべき点を法務・実務の両面から解説した。 例えば、「外国人労働者は在留資格等の影響で一度雇用すると解雇しづらいのではないか」という疑問に対しては、企業側からみ……[続きを読む]

2015.05.18 【主張】
【主張】労働法知識が命救う力に

 東京・亀戸労働基準監督署(佐藤範雄署長)は、パートタイム労働者に違法な長時間残業をさせた製パンチェーンの東京工場などを東京地検に書類送検した(本紙4月13日号3面既報)。 パート労働者3人に対し、最長で月139時間に達する残業をさせた結果、そのうち1人(52歳)が勤務中において重度の脳疾患発症を余儀なくされた。パート労働者であっても過労……[続きを読む]

2015.05.18 【社労士プラザ】
訴訟リスク増大に対処/榎木社会保険労務士事務所 榎木 隆志

 当事務所は、今年で社会保険労務士登録19年目。来年は人でいえば成人式の20年目を迎える。私が成人にふさわしい成長を遂げることができたかどうかは分からないが、社会保険労務士として歩んだ19年を振り返りつつ、今後のめざすべき方向性について考えてみたいと思う。 我われ社会保険労務士やその顧客企業を取り巻く状況をみると、私の開業当時とは大きく変……[続きを読む]

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