2012年11月配信の労働関連コラム

2012.11.26 【社労士プラザ】
非正社員体験を生かし/社会保険労務士法人 ナデック 代表社員 小岩 広宣

 生まれ育った三重県鈴鹿市で社労士として独立して、10年を迎えた。F1の鈴鹿サーキットが有名な鈴鹿だが、私の事務所はその玄関口である近鉄白子駅のほど近くにある。子どもの頃からF1の快音を聴いて育った私自身、F1ファンでもあるが、独特の雰囲気と活気のある鈴鹿の街で開業していることを誇りに思っている。  三重県は製造業やサービス業が主な産業で……[続きを読む]

2012.11.26 【主張】
【主張】巧妙な日本経団連の規制緩和策

 平成16年1月1日に施行された改正労働基準法の柱の1つに「企画業務型裁量労働制の実施要件緩和」があった。なぜ登場したかといえば、経営側の「従来の制度は要件が厳し過ぎる、手続きが煩雑過ぎる」という批判に応えたもの。日本経済団体連合会は、2012年の規制改革要望を明らかにしたが、企画業務型裁量労働制についても、さらなる緩和を求めている(関連……[続きを読む]

2012.11.26 【書評】
【今週の労務書】『社労士大槻哲也の奮闘記 挑戦の先に見えるもの』

業界を知る一級資料  税理士との百年戦争「業際問題」にピリオドを打った著者が放つ、社労士業界発展のヒストリー。日税連と口角泡を飛ばした議論の詳細や、当時、全国社会保険労務士会連合会会長に就任したてだった著者が、時の情勢をどう読みつつ動いたかがつぶさに分かる、業界のこれまでを知るための一級資料である。  業際問題を守りとすれば、攻めに当たる……[続きを読む]

2012.11.19 【社労士プラザ】
企業風土と就業規則の関係/小町社会保険労務士事務所 小町 正人

 企業がその歴史のなかで培ってきた価値観や信念が行動様式として形成されていくものを、企業風土という。企業風土は良い面も悪い面も含めて発生し、やがて潜在的なものとなり、その企業独特のものとして育っていく。就業規則の作成や変更の際に、この企業風土が大きな壁となることがある。  近時の就業規則は、企業側のリスクヘッジを主眼に論じられることが多い……[続きを読む]

2012.11.19 【主張】
【主張】埼玉県職員の超残業実態に驚く

 埼玉県で先月発覚した「公僕のカガミ」ともいえる刻苦勉励の県職員の勤務状況が、まだ燻っている。労働契約を締結した場合、民間社員にも誠実勤務義務・忠実勤務義務が発生する。いわんや公務員においては、厳守するのは当然のことである。  先月26日開かれた県議会決算特別委員会で、爆弾報告が行われた。議員の質問に答えた人事課の弁によると、2011年度……[続きを読む]

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