【安全衛生・お薦めの一冊】『労災裁判例に学ぶ企業の安全衛生責任』

2012.11.01 【書評】
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賠償請求50例を精選

 本書は、本誌で好評連載中の「裁判例が語る最近の安全衛生最新事情」で紹介した損害賠償請求事件から、「安全配慮義務」「損害賠償の額」「じん肺」「過労自殺」「過労死」「ハラスメント」「職業性疾病」「健康配慮義務」のテーマで50事例を選りすぐったもの。判決要旨とポイントを解説している。

 例えば、安全配慮義務に関しては、雇用主が被告になるだけでなく、工事発注者や元請会社、さらには事故発生施設を建設した会社にまで補償責任が及んだケースなどを取り上げた。各被告の責任範囲や義務負担について触れ、分かりやすくまとめている。ポイント解説では、判決の妥当性や他の訴訟への影響などを語っている。

 また、労災裁判をよりよく理解するための基礎知識や民事、刑事事件の流れも説明。安衛法分野に限らず法律実務に関わる人は押さえておきたい一冊だ。

(労働新聞社刊、外井浩志著、TEL:03-5926-6888、A5版、274ページ、1800円+税)

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平成24年11月1日第2173号 掲載

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