【安全衛生・お薦めの一冊】『実践! 労災リスクを防ぐ職場のメンタルヘルス5つのルール』

2013.04.01 【書評】
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リスク防ぐ視点で

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 企業にとって、経営を揺るがしかねないメンタルヘルス問題。何から手をつけてよいのか悩んでいる経営者、担当者は少なくない。

 本書は、かつて企業向け賠償責任保険を取り扱っていたメンタルヘルスケア・アドバイザーが企業リスクを防ぐという視点で、対策を示したもの。メンタルヘルスケアに取り組むうえで重要なのは、明確なルールの策定と、それに基づいた施策の運用と指摘する。

 一例をあげると、「過重労働者対応のルール」の章では、時間外労働者のグループ別対応を薦めている。時間外労働が多い順にA、B、Cの3つに分け、例えば最も長時間労働のグループの人には医師の面接指導を受けてもらうなどの措置をとるよう指示した。また、休職・復職、定期健康診断、衛生委員会などのルールの作り方、運用も紹介している。

 万全の態勢とするためにも”教科書”としたい一冊だ。

(同文館出版刊、根岸勢津子著、TEL:03-3294-1801、四六版、243ページ、1600円+税)

平成25年4月1日第2183号 掲載

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