労働者が頚椎損傷で四肢麻痺 無資格者に玉掛け作業を行わせた土木業者を送検 大牟田労基署

2020.06.08 【送検記事】
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 福岡・大牟田労働基準監督署は、無資格者に玉掛け業務を行わせたとして、土木工事業者と同社専務取締役を、労働安全衛生法第61条(就業制限)違反の疑いで福岡地検久留米支部に書類送検した。労働者1人が鋼矢板に当たり、頚椎損傷で四肢麻痺の後遺症が残る労働災害が起きている。

 労災は平成31年3月11日、福岡県柳岡市で起きた。つり上げ荷重1トン以上の移動式クレーンで鋼矢板を引き抜く作業中、クレーンを旋回し下ろそうとした際に鋼矢板が落下し、下を通っていた労働者に当たった。鋼矢板が当たったのは、玉掛け作業を行った労働者だった。作業はクレーン操縦者と被災者の2人で行っていた。

 同社は労働者が無資格だったにもかかわらず、玉掛け作業をさせた疑い。専務取締役は資格を持っていたが、災害当時は現場にいなかったため労働者に玉掛け作業を行わせていた。

 同労基署によると、違反の理由として、違反と分かっていたがいつか資格を取りに行かせるつもりだったことを挙げているという。

【令和2年4月28日送検】

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