【ひのみやぐら】効率的な仕事は掃除から

2020.01.10 【社説】
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 床の埃が目に付いたり、店内にゴミが落ちているレストランで食事をしたいと思うだろうか。そんなレストランは大方の場合、料理も美味しくないものだ。例え皿に盛られている物の味が良かったとしても、店内が汚れているなど食事をする場所に適していなければ、せっかくの楽しみも半分以下になってしまう。

 レストランに限らず、仕事とは良い環境の下で行わなければ、一定の成果は得られない。ましてや、整理整頓ができていない職場は、事故やケガが起きやすいのは、いうまでもないだろう。仕事に適した環境をつくるのに、最も取り組みやすく効果的な手法は「掃除」といえる。不要なものを処分し、無駄のない効率的な仕事ができる環境をつくることで、人の能力が大いに発揮される。働く人が生き生きとし、多いに腕を振るう場所があるからこそ、業績向上につながっていくのだ。さらに、成果は次の仕事への意欲になり、好循環となる。有名レストランに、掃除が行き届いていないということはありえない。

 一般財団法人日本そうじ協会の今村暁理事長の著「仕事の効率が上がる!会社の業績が上がる!マンガで分かる すごい掃除(ワニブックス刊)」によると、掃除には5つの効果があるという。まずは、心が軽くなり、思考がクリアになる「精神的効果」が挙げられる。集中力がつくことで、ストレス減少にもつながるという。疲労感が減る「肉体的効果」もある。疲れが少なくなることで、作業中の危険が減る。身の周りをきれいにすれば、物を探す時間が減る。つまり「時間的効果」が得られる。無駄な時間がなくなれば残業は減り、大切なことに使える時間が増える。

 「経済的効果」はいうまでもない。生産性や効率が上がれば、売上や利益が増える。余計にかかっていた経費も減る。人が集まるようになる「対人的効果」が最も大きいかもしれない。顧客が増え、良い人材も採用できるようになるという。

 掃除を通して、業務を振り返ってみてはいかがか。きっと、今まで見ることができなかった会社の真の姿が現れるだろう。

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2020年1月15日第2346号 掲載

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