【ひのみやぐら】5Sで気持ちよく新年を

2014.12.15 【社説】

 いよいよ年末。読者諸兄の職場でも、仕事納めの大掃除を行うだろう。もちろん、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)は、日常から行うものだが、こうした会社の”イベント”では普段、忙しさから手のつけにくいところを注意して行いたい。

 なかでも、5Sで最初に登場する「整理」が重要といえる。整理とは「必要な物と不要な物を分け、不要な物を処分する」という作業だ。「処分」とは「廃棄」という意味になる。「まだ使うかも知れないから、とりあえず倉庫の中に入れておこう」というのは整理ではない。「なんとなく」「もしかして」ととっておいたはよいが、結局何年もホコリを被っている物はないだろうか。使わなくなった古い資材や道具はもとより、オフィスの自分の机に高層ビルや壁のようになっている書類の山はキッパリと処分したい。未練など残さず「思い切りよく捨てる」。これが整理のコツ。判断に困る物は、誰がどう処分するのか、基準やルールをつくっておくとよい。最終的な責任者を明確にしておくことが必要だ。

 また、大掃除を全社一斉に行うのであれば、このときだけの「プロジェクトチーム」を立ち上げるというのもよいだろう。「5S委員会」「美化推進隊」などの名称をつけて、リーダーを決める。リーダーは場所、物に対して責任者をはっきりと決め、誰が何をどうするのか、役割と分担を明確にする。決してグレーゾーンは残さない。役割と責任を明確にすることで、自主的に何をすべきか考えて行動するようになる。つまり「躾」につながる。躾は5Sのなかでは最も難しいが、こうした機会をうまく利用したい。

 今年の垢は今年のうちに、とはよくいったもの。きれいな職場で、気持ちよく新年を迎えたい。

掲載 : 安全スタッフ 平成26年12月15日第2224号

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