【今週の労務書】『警備・ビルメンテナンス業の労務管理ハンドブック』

2018.09.08 【書評】

採用制限は就規へ明記

 人手不足が深刻な警備・ビルメンテナンス業界向けの本書は、良質な人材確保に向けたカギが適正な労務管理にあると主張する。その基本がイチから分かる入門書的一冊だ。

 労働条件の通知、仮眠時間の考え方、割増賃金の計算方法など、必要な知識を網羅的に解説する。労基署の是正指導、年金事務所の調査を受けた際の対応策も示す。

 業界特有の問題にも言及している。たとえば、採用においては警備業法第14条で、「心身の障害により警備業務を適正に行うことができない者」など、警備員となってはいけない人材に制限を掛けている。就業規則内に該当者を採用しないことを明記すべきとし、規定例を盛り込んだ。

 (森田秀俊、吉川和子著、日本法令刊、TEL:03-6858-6967、2500円+税)

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掲載 : 労働新聞 平成30年9月10日第3176号16面

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