【今週の労務書】『労務トラブル予防・解決に活かす”菅野「労働法」” 』

2013.05.20 【書評】
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「権威の書」の入門編に

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 年々増え続ける個別労働紛争。その予防が目的である点は本書も同じだが、巷に溢れる類書との決定的な違いは、他の出版社の書籍をベースに労働法の解説を行っていること。

 書籍はズバリ、人事労務担当者のバイブル菅野和夫著「労働法」(弘文堂)で、労働トラブルの未然防止策を模索してきた社労士らが、同書を座右に置いて学習した成果をケーススタディーのかたちにまとめ直したもの。収載したすべてのトラブル事例を、「~『労働法』によれば~」と解き進めていく内容だ。

 極めて珍しい作りだが、菅野氏の「労働法」が揺るぎない権威の書であることの証左であり、本編活用前の入門編にすると良い。

(高倉光俊監修、労使関係実務研究会著、日本法令刊、TEL:03-3249-7182、本体2500円+税)

平成25年5月20日第2921号16面 掲載

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