【今週の労務書】『必携 スタートアップ企業 労務のチェックポイント徹底解説』

2023.08.05 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

管理監督者か否か確認

 本書は、スタートアップ企業から数多くの労務相談を受け付けてきた社会保険労務士が執筆したもの。労務管理に関する基礎知識から、スタートアップで起こりがちな問題に着目した留意事項まで紹介している。

 とくに注意すべき点としては、管理監督者の該当性を挙げた。少人数の組織では、各従業員の権限があいまいなままのケースが散見されるとしている。管理監督者として認められる法律上のハードルは非常に高いため、不用意に管理監督者として扱うと、従業員から残業代をまとめて請求されるリスクがあると指摘。管理監督者に該当しているかを確認できるチェックリストを示し、出退勤に裁量があるか、年収額が一般社員の最上位層と逆転していないかなどを確認するよう促している。

(安藤社会保険労務士法人 編、花乱社 刊、1980円税込、TEL:092-781-7550)

Amazonで購入する 楽天ブックスで購入する

令和5年8月14日第3412号16面 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。