【今週の労務書】『ひとりでできる 必要なことがパッとわかる 就業規則が全部できる本』

2018.06.23 【書評】

タイムリーな実務書

 働き方改革関連法の成立がようやくみえてきたタイミングで上梓された本書は、今後も改善のみえない労働力不足の下、働き手から選ばれる会社になる――そんな視点を随所にちりばめた、まさにタイムリーな実務書である。タイトルから分かるようにいわゆるハウツー本には違いないが、「兼業・副業」や「パワハラ」規定などを積極的に盛り込んだ辺りに、本書に著者が注ぎ込んだ視点が表れている。

 単に働き手に寄り添ってばかりでは企業にとっての至上命題である生産性向上は望むべくもないが、働きやすさを追求した結果想定し得る労使間リスクとそれへの対応法もしっかり押さえてあるなど、規定を実際に文章化する際の参考書として申し分ない内容だ。

 (菊地加奈子著、ソーテック社刊、TEL:03-3262-5320、1800円+税)

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掲載 : 労働新聞 平成30年6月25日第3166号16面

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